キッチンからお送りします。

キッチンにて、思った事やった事、書き連ねています。

本物を見抜く力〜1歳児オモチャの話

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息子(1歳0ヶ月)が俄然、お椀重ね遊びにハマっています。
オモチャのお椀じゃなく、私達大人の使う食器のお椀です。

食器棚にはまだ手が届かない、とタカを括っていたのですが、先日、気付くと、お椀の重なりを取り出してました。

基本、危険な事以外は、今は「ダメ」という言葉を使わないようにしていて、代わりに「やめてほしいな〜」とお願いしています。
が、最近、それは、どのみち、今しているイタズラをやめさせられる、と気づいてしまったようで。
私が、「あ〜、それは…(やめてほしいな、と本来なら続く)」と言った途端に、身をよじって泣き出すという抵抗をしてくるようになりました。

このお椀も、自分の戦利品のように思っている様子で、私が「あ〜…」と言うと、「取るの?取り上げるの?」と目で訴えてきました。
仕方ない…そんな目で見られたら…。
そんな楽しそうに遊ばれたら…。
母さんも一緒に遊びたくなっちゃうじゃないか!

というわけで、数日、大人の食卓には汁物が並びませんでした。でも、我が家の主人は味噌汁命。このまま、お椀を息子に貸し出したままにするわけにもいかず、重ね遊びのおもちゃを買って交換してもらいました。

            コップがさね

コップがさね


しかし…。予想はしていたのですが、食いつきが弱い…。それなりに嬉しそうにはするんですが、お椀の時ほどのはしゃぎ様はなく、自分で重ねる事もしません。

そうなんですよね…。本物にはかなわないのですよね…。大人の私から見ると、重ね遊び用のオモチャの方が、可愛いし、何段にも重ねられるし、タワーにも出来るし、魅力いっぱいなんですが、息子にとっては、本物のお椀の方が面白いんですよね。


この現象、他のものにもありました。

例えば、携帯電話。オモチャの携帯なんか見向きもしません。このあたりは理解できます。液晶じゃないもんね。

絵本より大人用の雑誌。うんうん、紙がくしゃくしゃになるし面白いね。たまには背伸びもしたいしね。

赤ちゃん用手押車より踏み台。うん、倒したりしやすいね…。

赤ちゃん用のボールよりテニスボール。
う、うん…。蛍光だね…。ファンキーだね…。

と段々、彼の反応ポイントが分からなくなってきて、極めつけはリモコン。

赤ちゃんってリモコン好きですよね。なので、使用していないリモコンをおもちゃとして渡しました。本物だよ、本物!

にも関わらず、今、使用しているリモコンの方がすこぶる反応するのです。
何個か使用済みのテレビのリモコンがあったので色々試してみましたが、リモコンが作動するかどうか、とか、メーカーとか関係なく、必ず、今、大人達が使っているリモコンに反応しました。

なぜー?AQUOSREGZAの違い?いやいや、今のREGZAとほぼ同じヤツあるよ?ほら、ボタンの配置なんか殆ど一緒だよ?てか、この前まで使ってたのこれだよ?なんでー?


彼には、本物を見抜く力が宿っているのかも知れません。

ならば、もう目利きとして育てよう。鑑定団の石坂浩二の後釜を狙おう。いやいや、もうサザビーズに入社しよう!ピカソやらモネやらをフランスの家の屋根裏とかから発掘して来よう!ってサザビーズの人が発掘するわけではないだろうけど、母はそんな富裕層の話は分からん!ごめん!


などと思いながら、重ね遊びを教えるのでした。

ちなみに、何回か教えたら、ハマった遊び方が出来たようで、これはこれで楽しく遊んでいます。

息子が3ヶ月くらいの時に、友人から、コップ重ねはハマるよ〜、あったら絶対長く使えるよ〜、と勧められていたのですが、もっと早く用意して、食器棚に並べておくべきだったと思っています…。そうすれば、きっと、彼はオモチャを本物の食器と思ったことでしょう。
それでも、お椀を選んでいたなら…。

やっぱり、君には本物を見抜く力が宿ってる…。

機会があれば、他のもので試してみようと思います。

キッチンには固形石鹸がオススメです!

またまた石鹸食器洗いについてです。


石鹸食器洗いですが、最初に始める時は、私は固形石鹸をおすすめします。

固形石鹸の中でも、無添加の石鹸、もしくは、キッチン用or台所用orフキン用と書いた石鹸をおすすめします。

これらは大抵、脂肪酸ナトリウムという石鹸の成分98%前後です。まれに、食器洗い用として販売している石鹸の中に、炭酸塩が入っているものもあります。これは、汚れ落ちは素晴らしく良いですが、手荒れしやすい方はビニ手が必要かもしれません。


固形石鹸をおすすめする理由

なぜ、固形石鹸をおすすめするかというと、汚れ落ちが良いからです。キュッキュ、が楽しめます。

石鹸生活にハマる随分前に、食器洗い用の液体石鹸を使ってみたことがあったのですが、これが全然汚れが落ちず、残念な結果で終わったという苦い経験がありまして。実はそれ以来、ずっと石鹸をバカにしていたのです。特に固形石鹸。

いや、どう考えても、液状の方が便利でしょ。何なら今なんて泡状もあるしね。キミ、お風呂に入れとくと溶けるでしょ?無くなるの早いよね?で、結局コスパ悪いし。ゴメンね!

って、固形石鹸に言ってました。すいません、私が間違ってました。

ちゃんと水を切り、水がかからないようにすれば、モチも良くなります。液状より汚れ、落とします。私の使い方が悪かっただけです。


ある時、ふと思いつき、固形石鹸で食器を洗ってみたのですが、液体石鹸の時と全く違うキュキュッと感。ナニ⁉︎石鹸ってこんなに優秀なの⁇と驚きを隠せませんでした。

また、固形石鹸にすると、フキンや料理中の手洗いもこれだけで済むので、キッチン周りがスッキリします。


注意点としては、使用後、水を切り、水がかからないようにすることです。やはり、水がしっかり切れないと、柔らかくなって、スポンジに付く量が増えて減りが早くなります。

私の近所に売っている石鹸は、だいたい100gあたり100円前後。
100gで、普通の浴用石鹸(牛乳石鹸の普通サイズなど)くらいの大きさです。
しっかり水を切った状態で、洗い物はまぁまぁ多めで、3週間くらい持ちます。

これがコスパ良いか悪いかは、人によって違うと思いますが、私は悪くないと思っています。


液体石鹸はどうなのか?

先程書いたように、台所用液体石鹸の場合は、固形石鹸に比べて、若干汚れ落ちが悪くなります。これは、液体石鹸は、脂肪酸カリウムというものが原料で、脂肪酸ナトリウムより洗浄力が弱い為だそうです。

といっても、あの時の私の使い方が悪かっただけで、今使ってみると、油汚れのキツいものでなければ、そんなに気になりません。

逆に、液状なので便利さを感じる時もあります。私は、泡ポンプに入れているので、スプーン1個とか包丁だけ、とかの調理中にちょっと洗うだけの時は、手にワンプッシュして直接ぬりぬりして洗っています。
そういう少量の時は便利です。泡ポンプに入れると、出口で固まっている時がちょいちょいありますが、気にしません。

ただ、やはり、大量に洗い物がある時は、それなりの量を使うことになります。泡持ちは、固形石鹸の方が良い気がします。

液体石鹸は、台所用、食器用として出ているものも多めですが、価格はピンキリあると思います。私の近くのスーパーでは、400ml130円位のものが1番安いです。アルカリ剤入りなので、石鹸成分のみのものは、この倍位の金額です。

洗い物を液体石鹸のみで生活したことがないので、400mlがどれだけ持つか分からないですが、1ヶ月として、アルカリ剤入りの最安値を使うと、コスパは固形石鹸と変わらない位。ただ400ml130円は、なかなか無いと思います。


粉状石鹸はどうなのか?

あまりお見かけしませんが、台所用粉末石鹸、というものも存在します。うちの近くのスーパーで売っていたのは、200g250円くらいだったと思います。今はもう販売してなくて、正確ではないのですが。

これ自体は使ったことがないのですが、成分表記を見てみると、石鹸+炭酸塩でした。なら、洗濯用粉石鹸と同じではないか!ということで、洗濯用粉石鹸を使ってみました。

使う時は、粉のままでもいいですが、私は大さじ1杯くらいを10倍のお湯で溶いて使っています。

炭酸塩が入っているので、汚れ落ちもいいですし、泡持ちも良し。

私が使っているのは、3㎏700円くらいの米ぬか油原料の石鹸のものです。
1ヶ月で200g位の消費なので、なんと!15ヶ月持つ事になります!
えっと…700円÷15ヶ月=約47円!
驚異的なコスパです!

ただ、炭酸塩が含まれている粉石鹸なので、手荒れしやすくなります。炭酸塩は、手に付くとぬるぬるし(手のタンパク質落としてる?)、その分、すすぎの際に時間がかかります。食器の泡切れも、固形石鹸や液体石鹸と比べると、長くなります。

けど、このコスパは素晴らしいので、今は、ほとんど粉石鹸で洗っています。



まとめ

固形石鹸
・汚れ落ち   良い
・泡切れ       良い
・使い勝手   注意が必要
コスパ       良い

液体石鹸
・汚れ落ち   若干弱め
・泡切れ       良い
・使い勝手   良い
コスパ       物による

粉石鹸
・汚れ落ち    良い
・泡切れ        若干遅い
・使い勝手    ちょっと手間
コスパ        非常に良い


個人的には、コスパにこだわらないなら固形石鹸のみでいきたいです。コロンとしてて可愛いですし。

白い石鹸が1つだけ置いてある、日の光が差し込むスッキリしたキッチン…。
憧れるな…。

うちは今、結局3つとも置いてあります…。



【注意】
洗濯用粉石鹸の中には、石鹸、炭酸塩以外に、香料やエテド酸などが入っていて食器洗いに向いてないものもあります。あくまで、表記以外の使い方をしているのは、個人的になので、もし、食器用に使われる場合は、しっかり成分を確認して、自己責任でしましょう。

固形石鹸も同様です。無添加のものは、浴用でも大丈夫です。石鹸成分しか入っていません。でも無添加ではない浴用や洗顔用の石鹸は食器洗いには適さないと思います。香料や保湿成分入っているので。表記をしっかり確認しましょう。

「いつかこの街を 思い出して きっと泣いてしまう」

今週のお題「好きな街」

 

私の好きな街は、渋谷、池尻、代官山のトライアングル地帯。

 
今は、きっと、代官山なんかは最先端オサレスポッツとなっているのだろうけど、私が好きだったのは、もう10年くらい前の話。
 
 
なぜこのトライアングルが好きかというと、単純に職場があった場所を繋いだ、というだけ。けど、選んだわけじゃなく、何故か職場がこのトライアングルに収まったから、今、地元の関西で、どこで働いていたかと言うと、イキったやつみたいになってしまうけど、違いますから…。
 
 
私が、地元から東京に上京した時、主要乗り換え駅が渋谷だった。降り立った渋谷は、本当に人で溢れていて、スクランブル交差点なんて地元にはなかったYO!などと最初は思っていた。
 
けれど、東京で生活していくうちに、渋谷が落ち着く様になった。帰省して東京に戻る時も、渋谷で乗り換えると、「帰ってきた」と思う様になった。地元に戻ってきた今でも、ニュースでスクランブル交差点が映るとホッとするし、東京に遊びに行っても、なんだかんだで渋谷に出てしまう。
 
種々雑多な人がいる分、逆に自分ってそのままでもいいんだな、なんてちょっぴり哲学的な気分になれる。家出っ子少女のような子達が、夜のセンター街でインタビューされ、「自分だけじゃないって思えるから安心する」って渋谷について話してるのを、たまにテレビで見かけるけど、この気持ちもよく分かる。なんか、あんなにごちゃごちゃしてて、異常な人の多さなのに、安心する。
 
 
これは、私だけでなく、上京した人には結構よくある話のようで、どうも初めて上京した時に降り立った主要乗り換え駅には愛着が湧くよう。周りの地方出身者に聞いてみると、同じような事をそれぞれの主要乗り換え駅の街に感じているらしかった。新宿、池袋、品川…と皆、それぞれ愛着のある主要乗り換え駅の街を持っていた。
 
 
池尻は、渋谷と 三軒茶屋の間で、グラデージョンのような街だと思う。渋谷に近いところはオフィス街っぽいし、ちょっと外れたり、三茶に近づくと住宅街。だけど、その間の感じが落ち着いた。何より「池尻大橋」っていう駅名が好き。4文字熟語みたいで語呂がいい。急行は止まらないけど、語呂がいいから許してやろう、という気になる。東京には、4文字の 地名が多くて、他に赤坂見附とか溜池山王とかも好き。と、とにかく、池尻は何ってことはないけど、自分にとっては、職場があったから、愛着があるんです。
 
 
代官山は、私がいた頃は、今みたいに最先端オサレスポットではなかった。私がいたちょっと前には、ブームがあって人がワンサカいたそうだけど、私がいた頃にはブームが去って、そんなに人がワンサカいる様なところじゃなかった。
 
それでも、街にはおしゃれさが漂い、程よくまばらに、オサレな人がいたり、芸能人がいたり、外国の人がいたり、セレブ然としている人がいたり、地元の感じのいいマダムがいたり…みんなどこか自分の文化を持っている雰囲気がしておもしろかった。
 
とにかく、人がまばらな分、時間がゆったりしている様に感じられる場所だった。それと、街路樹のハナミズキが毎年、綺麗に咲いて、好きだったな。
 
 
この渋谷〜池尻〜代官山、という狭いスペースの中に、私の20代の思い出のほとんどが詰まっている。辛いこと、悲しいこと、楽しいこと、嬉しいこと…。
 
でも、きっと今行ったら、好き、とは感じないと思う。懐かしい、とは思うと思う。けれど、好きという感情は伴わないと思う。何故なら、私が好きだったのは、10年前の街の姿だから。前にそこにあったものは、もう無い。その時好きだったお店も、その時好きだった人も嫌いだった人も、その時好きだった自分も嫌いだった自分も。だから、今、これらの街に行っても、その街はもう、私の好きな街ではないのだろう、と思っている。
 
 
これは、仕方のないこと。街は、人で出来ている。人は建物のように、ずっとそこにあるわけじゃない。みんな進んでいく。建物だって永久にそこにあるわけじゃない。どんどん新しい建物やお店が出来て、どんどん景色の変わる。東京は、そのスピードが、特に早い所。毎日居ると感じないけど、離れてみて、そう実感する。それでいいんだと思う。みんな前に進んでいるのだから。
 
 
でも、いつかこの街を思い出してきっと泣いてしまう。
 
なーんて、ドラマのタイトル、モジりながら、Googleマップ見て、昔を懐かしむのでした。
 
※ドラマ見てません。内容と全然関係ないと思います。すいません。だって、タイトルだけで切なすぎるんで、見られないんです。すいません。

甘さ控え目!ヨーグルトクリームの1歳バースデーケーキ!

先日、息子の誕生日の為、イベントに興味のないように育てられた私が奮起して、飾りやら衣装やら、ケーキやら頑張りました。

イベントに興味なく育てられた、というのは、幼少期、父親がクリスマスプレゼントを避けたいが故に、「サンタはいない。おもちゃ屋が作ったキャラクターだ。日本は仏教だ。」と言い聞かせられた為です。

まだ幼稚園に行くか行かないかの年頃の、夢と幻想に生きている幼き私に現実を突きつける良き父でした。
バレンタインデーなども然り。ファミコンに至っては、「ファミコンを繋ぐと、テレビが壊れる」ということで買ってもらえませんでした。友達の家のテレビはなぜ壊れないのか、とても不思議でした。もはやイベント事ではないですが…。


と、こんな感じで育てられた為、自分の息子には、まだ夢と幻想の中にいて、キャッキャしてほしいなぁ、と思って頑張ったのです。


しかし、最近の我が息子は、急激に食欲が増し、これまでの離乳食の量を食べ終え、無くなったと分かった途端、イヤイヤと首をブンブン振りながら大泣きしておかわりを所望する、という子どもらしい行動に出るようになりました。

こんな彼に、通常のバースデーケーキなど食べさせた日にはどうなるのか…。ケーキという食べ物の存在を知ってしまった後、彼は、もうケーキに気持ちが支配されてしまうのではないか…と不安になった私。こりゃ、ケーキ=そんなに美味しいものじゃない、くらいの甘くないものを作らねばならぬ、と思うに至りました。ってこの発想自体、父と変わりないなぁ、と血は争えないことは薄々勘付いてはいます。


ちなみに、余談ですが、製菓衛生師、というパティシエの資格だけ持っておりますが、パティシエにはなりませんでした…。


で、作ったレシピはこちらです。
もしご参考になる方がいらしたら幸いです。


サイズ:直径12cm

*材料
・全卵(Lサイズ) 1個
・グラニュー糖 15g
・トレハロース 15g
・薄力粉 30g
・サラダオイル 3g
・マーガリン 3g
・バニラオイル 1滴


*作り方

1.型にクッキングシートをセット。先にサイド部分をセットし、円形の底部分を後にセットした方が良いです。

2.オーブン170℃に余熱開始。

3.湯煎用のお湯を沸かす。50℃くらいがベストです。鍋底にプツプツと水泡が付くくらいです。

4.薄力粉を振るっておく。

5.ボールに全卵を割りほぐし、グラニュー糖を加え、グラニュー糖が溶けるくらいまで泡立てる。

6.5を湯煎にかけて人肌程度に温める。
温めながら泡立てた方が良いです。火が入ると固まってしまうからです。人肌とは、ちょっと生地を手の甲に垂らして、冷たいとか熱いと感じないくらいです。

7.人肌程度に温まったら、更に泡立て、8の字を書いて消えない位まで泡立てます。

8.湯煎が空いているので、オイルとマーガリン、バニラオイルを小さめのボールに入れて、溶かしておきます。熱々にならないように。溶ければOKです。

9.薄力粉を7に入れ合わせます。1箇所に入れるのではなく、泡が消えないようまんべんなく入れたら、ゴムベラで真ん中からのの字を描くように、底からすくい上げるように合わせていきます。

10.ほんの少し粉が残っている位で、8のオイル達を入れます。まず、8のボールに9の生地を少し入れしっかり混ぜ合わせたものを生地に入れ、混ぜ合わせます。気泡を潰さないように。

11.型に流し入れ、オーブンへ。オーブンは、160℃に下げて25分程焼成

12.焼き上がりは、手で押して反発すれば中まで焼けています。焼き縮みを防ぐ為、オーブンから出し、すぐに15㎝くらい上からトンと1度落とします。

13.型から外し、粗熱が取れたらラップで巻いて、使う時まで保存。


個人的には、前日以前に焼いておいて、冷凍庫で保存。使う数時間前に常温解凍をおすすめします。ケーキ作る時に、スポンジ焼いて飾り付けて、ってやる事多いと面倒ですしね。

ポイントは、トレハロースです。トレハロースは甘さが大体砂糖の半分くらいです。カロリーは変わりませんが。
甘さを控える為に、単純に砂糖を減らしてしまうと出来上がりに問題が生じる、そこで、砂糖の役割そのままの甘味料として開発されたのがトレハロース、と専門学校で習いました。
でも、砂糖を100%トレハロースに代えるとうま味が低く、あまり美味しくないので、砂糖全量の半分までの代替くらいがおすすめです。


ヨーグルトホイップクリーム

甘さやら濃厚さを教えすぎないように、ちょっとでも控えめでと、ヨーグルトを混ぜ込むことを考えました。

*材料

・無糖ヨーグルト(水切り済) 100g
・生クリーム(35%) 100g
・粉ゼラチン 2g
・水(ゼラチン用) 大さじ2
・グラニュー糖 10g
・トレハロース 5g


*作り方

1.ヨーグルトは、前日から水切りします。ザルにキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトを入れ、冷蔵庫で一晩水を出したもの。

2.水、粉ゼラチンの順で耐熱容器に入れたら、レンジ500w20秒ほど温め、ふやかします。熱くなりすぎないように。

3.生クリームを泡立てます。生クリームを入れたボールにグラニュー糖を入れ、氷水を張ったボールの中(氷煎)で、8分立てくらいまで泡立てます。ホイッパーで掬って、ちょっと降るとボテっと垂れる程度。

4.ヨーグルトをほぐし滑らかにしたら、ふやかしたゼラチンに少量入れて混ぜ合わせ、ヨーグルトに戻し、ムラにならないよう混ぜ合わせます。

5.4に3のホイップを、ホイッパーひと掬い程入れ、合わせた後、3のホイップに入れて合わせます。


組み立て・飾りつけ

*材料
・スポンジ
・ヨーグルトホイップクリーム
・シロップ(水50cc+オリゴ糖ほんの少し)
・苺など、お好みで食べられるフルーツ。


1.スポンジをカット。3枚になると思いますが、1番上は使いません。味見用で食べてください。

2.スポンジをカットしたら、2枚共、シロップを刷毛で塗ります。しっかり吸わせる方がしっとりして食べやすくなります。

3.1段目にクリームを塗り、苺などを並べます。その上にまたクリームを塗り、残りのスポンジを置きます。

4.クリームを全体的に塗っていきます。
ナッぺナイフ(パレット)という道具がある方が良いかと。トップに拳大くらいのクリームを落とし、バターのように塗り広げ、余ったクリームはサイドに流すように落とします。落ちたクリームをサイド全体に塗って、もう一度、クリームを塗るとキレイに塗れます。と、この作業、何回か練習しないとキレイに出来ないです…。プロの様にするには、もうそれはそれは、何十台何百台と塗り込まないと…なので、手作り感溢れててもいっか、と思ってやってます。

5.トップにクリームを絞って苺や飾りを飾って完成!ここも、プロの様にするには…なので、手作り感溢れさせて仕上げました。

 
で、出来たのコレ‼︎ってまともな写真撮るの忘れたんですよ〜‼︎痛恨の極み…って程でもないですが。息子の手インしたボケボケの写真しかない…。作業中なんかキッチンがミニマム過ぎて、写真なんか撮れませんでした…。

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そして、結果、息子は、ケーキ=あんまり美味しくない、と思ってくれたかというと…。


残念でした…。1切れ食べ終わったのち、無くなった途端、おかわり号泣要求。しゃーなしで1切れの半分を差し上げ、残りのケーキを撤収するもケーキを追いかけてキッチンまで来てケーキを見つめる、というケーキ命状態に…。

いや、かーさん、一生懸命作ったから、嬉しいよ。嬉しいけど、作戦失敗だね…。ありがとう、そんなに喜んでくれて…。

という結果でした。やっぱり、作り立てのショートケーキって美味しいですしね。苺も大好きだもんね。大人が食べても、我ながらあっさり系の美味なショートケーキでした…。グラニュー糖を全てトレハロースに代える、というもっとダークな事をすべきでした…。

と言いつつも、息子が喜んでくれたようなので、よい誕生日にしてあげられたかな、と満足はしています。きっと覚えていないんだろうけど、潜在意識の底の方に残ってくれていたらいいなぁ、と思います。

石鹸食器洗いのデメリットを上回るメリット

石鹸で食器を洗う事のデメリットは、ためすすぎが出来ない、排水溝の水切り蓋が石鹸カスだらけになることだ、と感じていた私ですが、
このデメリットが功を奏し、とっても良いメリットとなりました。
 
 
ためすすぎが出来ないというデメリット→節水になる
 
石鹸生活を初めて、洗濯も石鹸でするようになり、正直、水は結構使うようになりました。ウチの洗濯機はすすぎ力激弱なんで、すすぎ3回なんです…。
ただ、できる限りお風呂の残り湯を利用しているので、水道代はあまり変わりません。でも、もし合成洗剤を使って洗濯をし、更に残り湯を使うと結構節約になるかも…と思ってしまうと、水道代がもったいなく感じてしまって、何とか他で節約したいな、と思っていたのです。
 
なので、食器を洗う時、すすぎの時以外は水を出さないようにしよう、と思うようになりました。合成洗剤の時は、何も考えず、食器を洗っている間、洗い桶に水を出したままだったのですが、よく考えたらこちらの方が水の量は使っているかもしれません。厳密に測定した事はないんですが…。でも流しっぱなし、ってきっと良くないですよね。なので、ためすすぎが出来ないというデメリットは、節水について意識するようになる、というメリットに変わりました。
 
 
排水溝の水切り蓋が石鹸カスだらけになる→排水溝のを毎回綺麗にするようになる
 
排水溝の水切りがゴム製で、いくら洗ってもネットリするようになって限界を感じ、ステンレス製の蓋に変えました。こちらは洗うと綺麗になります。でも、石鹸カスは毎回発生するし、ゴミ受けにももちろん発生して水も流れにくくなりますし…。キー!
 
で、なら毎日洗えばいっか、と思って結局、毎日洗ってます。毎日洗えば、石鹸カスビッシリネットネトの状況にはなりにくいですし、排水に出てしまう石鹸カスの量も減らせて、環境負荷も低く出来ますね。何より、いつも気分がいい。
 
あんなに食器を流しに溜め込み、排水溝の掃除なんて月に数えられるほどしかやらないくらい流し周りの作業が嫌いだった私が、毎日排水溝まで掃除するなんて〜!奇跡です。これが石鹸食器洗いに変えて出てきた1番良い産物かもしれません。
 
 
石鹸食器洗いは、確かに合成洗剤よりは手間がかかります。けれど、手間をかけることによって、食器洗いが大嫌いな私が、毎日排水口までキレイにするイケてる主婦(あ。普通はみんなそうなのかな…)みたいなことが出来るようになりました。楽しみな手間、を作ることが家事のコツなのかもしれませんね。
 
ただ、石鹸食器洗いのやり方を教えていない主人に、食器洗いを頼めない、というデメリットだけは、まだ残っていますけど…。ま、元々あんまりやってくれないので、1人で楽しむことにします!

石鹸食器洗いのデメリット

石鹸で食器を洗う楽しさについて、先日、熱く語ったものの、

 

nishitete-kitchen.hatenablog.com

 

実は大きなデメリットがあります。
 
それは、石鹸カスが発生するという事。石鹸カスが発生する科学的メカニズムは、詳しく丁寧に解説しているサイトがいくつかありますので、そちらをご覧になるのが1番かと。

www.live-science.com

科学の世界なので、私なんぞがご説明すると、間違った事を発信しそうなので割愛します。が、この石鹸カス、石鹸を使う場合、切っても切れないものでして。
それ故に、合成洗剤を使用した場合には気にしないでもいい事を気にしなくてはならない、というデメリットがあるのです。
 
 
デメリットの話の前に、私なりの石鹸食器洗いの基本ステップを。
 
 
石鹸食器洗い基本ステップ
 
 
1.洗う前の食器を、シンクの空いたスペースにまとめる。この時、ざっと水orお湯で汚れを流す。
 
2.洗い桶を綺麗に洗っておく。
 
3.スポンジに石鹸を付け、少量の水を足し、モコモコに泡立てる。
 
4.食器を洗う。洗ったら洗い桶に置いておく。この際、洗い終わった食器に水がかからないよう気をつける。
 
5.全部食器を洗い終えたら、食器を1つずつお湯ですすぐ。
 
という流れで食器を洗っています。
 
 
デメリットその1〜ためすすぎ出来ない。
 
 
上記のステップは、合成洗剤を使う時と圧倒的な違いがあります。
 
それは、4と5のステップ。合成洗剤使用時は、洗ったら水を張った桶に入れる、そこに流水を出しておく、といういわゆる、ためすすぎ的なやり方でした。
 
が、石鹸を使うと、このためすすぎができません。なぜなら、先程登場した石鹸カスのせいです。洗えた食器を、水の張った桶に入れると、一旦汚れを含んだ泡が食器から離れるのですが、水の中でその汚れと石鹸成分は石鹸カスというものに変身し、再び洗えた食器にくっつく、という現象が一瞬のうちに行われるのです。その結果、石鹸カスが付いた食器は、洗ったはずなのにネトネト…。
 
となってしまうので石鹸食器洗いでは、ためすすぎが出来ない、というデメリットがあります。
 
洗っている間に、ちょっと水がかかってしまったりしても、その一部分で石鹸カスが発生する、という事もありますのでご注意ください。私は、さほど気にはなってないんですけど、稀にあります。
 
 
デメリットその2〜排水口の水切りがネトネトになる。
 
 
もう1つ、合成洗剤と大きく違って、デメリットと感じる点は、排水溝のゴミ受けや水切りがネトネトになること。
 
まあ、これは、初めて見た時はドン引きするくらいネトネトでした。
 
その時、我が家の水切りは、菊割れ型という黒いゴム製のものでした。よくある一般的なシンクの排水口の黒い蓋みたいなアレです。これが石鹸ととても相性が悪くて、表側、裏側も直ぐに石鹸カスが付いて、悲鳴をあげてしまう程、白くびっしり、隙間まで石鹸カスが入り込んでいる状態に、一瞬にしてなってしまいました。
 
石鹸、無理かも。と正直石鹸食器洗いは諦めかけました。タダですら、食器洗い自体億劫に感じる性格なのに、排水溝の掃除なんて、大きな声じゃ言えませんが、週1やるかやらないかだった私…。(やらなさ過ぎ!不潔!ですよね…)それが、こんな排水溝になってしまっては、余計に洗い物したくない病が発病してしまいます。
 
と、このままじゃイカンと、この水切りをステンレス製のものに変えたところ、ある程度、ネトネトは解消されました。
ゴム製の水切りしか使いたくない、という方には、石鹸食器洗いはあんまりおすすめじゃないかもしれません。
 
 
ただ、このデメリットがあるおかげで、功を奏したこともあります。それはまた別エントリーにしてまとめたいと思います。
 
 
さぁ、今日もたっぷり洗い物がたまっています。汚す、洗う、の繰り返しが主婦の仕事ですよ…。アワアワにして楽しんでやっつけます。
 

ほうれん草のヘタ

今週のお題「給食」

 

 

私の通っていた小学生の給食では、ほうれん草のおひたしの中に、ほうれん草のヘタが混入していました。
 
大人になった今では、それは混入ではなく、あえて入れていたんだ、と理解していますが。根っこに近い部分が1番栄養が多いようですもんね。料理番組とかでも、ヘタをきれいにしてそのままおひたしに入れているのも見た事があります。
 
が、しかし。当時の私は、ヘタが入っている事に驚きを隠せませんでした。私の実家では、ほうれん草のヘタは食べない派でして、小学生になり立ての私は、初めてヘタの入っているおひたしを見て、固まりました。
 
え?給食のおばちゃん、間違って入れちゃったのかな?気がつかなかったのかな?もしかして⁉︎誰かの嫌がらせ?イジメ?ヘタ入ってるの私だけ?みんな食べてるの?とキョロキョロと辺りを見回しても、みんな普通に給食の時間を過ごしている。
 
あ、これ、食べるものなんだ…。と気づいた私でしたが、口元まで持っていくものの、どうしても受け付けなくて、気持ち悪くなって、そのまま、ヘタだけが残り、給食食べるの遅い奴認定を受け、掃除の時間まで給食を返却できませんでした。仕方なく、私は、最終手段として、パンの持ち帰り用(パンのみ、食べきれなかったら持ち帰る事が許されていた)のビニール袋に、コッソリとヘタを入れ持ち帰って捨てました。給食のおばちゃん、ほうれん草農家の方他関係者各位の皆様、ごめんなさい。
 
 
それにしても、謎なのは、何でみんなちゃんと食べていたのか、という事。
小学1年の私は、ない知恵を絞り、残飯入れ(魚の骨とか尻尾を入れる所)に、ヘタが入っているかどうかを、みんなが食べれているのか確認したくて覗きに行ったりしていました。入ってないんですよねー、ヘタ。
 
中には、きっと、ヘタ食べるの?ってなった子も絶対いるはずなのに…。
当時は、給食を残す=悪、という風潮でしたので、ヘタをコッソリ持ち帰っている私は、罪悪感から、周りの友達にヒアリングしてみる、なんて考えもなかったですが、みんな、どうしてたんだろう、と改めて思います。
 
 
数年経って、寛大、というか、放任的な担任の先生に変わり、給食を残す事がそんなに悪とされなくなり、残飯入れに、ほうれん草のヘタを入れるようになりました。あぁ、ホント、この担任の先生のおかげです。ほうれん草のおひたしが出てくるたび、ヘタが混入していないかとビクビクする事がなくなりました。
 
と、残飯入れに目をやると…。ほうれん草のヘタがいくつも!なーんだ、やっぱりみんな、ヘタ、嫌だったんじゃーん!そうかそうか、お前らもか。と、見えない絆を、クラスメイトと勝手に強くした私でした。