石鹸食器洗いのデメリット
実は大きなデメリットがあります。
それは、石鹸カスが発生するという事。石鹸カスが発生する科学的メカニズムは、詳しく丁寧に解説しているサイトがいくつかありますので、そちらをご覧になるのが1番かと。
科学の世界なので、私なんぞがご説明すると、間違った事を発信しそうなので割愛します。が、この石鹸カス、石鹸を使う場合、切っても切れないものでして。
それ故に、合成洗剤を使用した場合には気にしないでもいい事を気にしなくてはならない、というデメリットがあるのです。
デメリットの話の前に、私なりの石鹸食器洗いの基本ステップを。
石鹸食器洗い基本ステップ
1.洗う前の食器を、シンクの空いたスペースにまとめる。この時、ざっと水orお湯で汚れを流す。
2.洗い桶を綺麗に洗っておく。
3.スポンジに石鹸を付け、少量の水を足し、モコモコに泡立てる。
4.食器を洗う。洗ったら洗い桶に置いておく。この際、洗い終わった食器に水がかからないよう気をつける。
5.全部食器を洗い終えたら、食器を1つずつお湯ですすぐ。
という流れで食器を洗っています。
デメリットその1〜ためすすぎ出来ない。
上記のステップは、合成洗剤を使う時と圧倒的な違いがあります。
それは、4と5のステップ。合成洗剤使用時は、洗ったら水を張った桶に入れる、そこに流水を出しておく、といういわゆる、ためすすぎ的なやり方でした。
が、石鹸を使うと、このためすすぎができません。なぜなら、先程登場した石鹸カスのせいです。洗えた食器を、水の張った桶に入れると、一旦汚れを含んだ泡が食器から離れるのですが、水の中でその汚れと石鹸成分は石鹸カスというものに変身し、再び洗えた食器にくっつく、という現象が一瞬のうちに行われるのです。その結果、石鹸カスが付いた食器は、洗ったはずなのにネトネト…。
となってしまうので石鹸食器洗いでは、ためすすぎが出来ない、というデメリットがあります。
洗っている間に、ちょっと水がかかってしまったりしても、その一部分で石鹸カスが発生する、という事もありますのでご注意ください。私は、さほど気にはなってないんですけど、稀にあります。
デメリットその2〜排水口の水切りがネトネトになる。
もう1つ、合成洗剤と大きく違って、デメリットと感じる点は、排水溝のゴミ受けや水切りがネトネトになること。
まあ、これは、初めて見た時はドン引きするくらいネトネトでした。
その時、我が家の水切りは、菊割れ型という黒いゴム製のものでした。よくある一般的なシンクの排水口の黒い蓋みたいなアレです。これが石鹸ととても相性が悪くて、表側、裏側も直ぐに石鹸カスが付いて、悲鳴をあげてしまう程、白くびっしり、隙間まで石鹸カスが入り込んでいる状態に、一瞬にしてなってしまいました。
石鹸、無理かも。と正直石鹸食器洗いは諦めかけました。タダですら、食器洗い自体億劫に感じる性格なのに、排水溝の掃除なんて、大きな声じゃ言えませんが、週1やるかやらないかだった私…。(やらなさ過ぎ!不潔!ですよね…)それが、こんな排水溝になってしまっては、余計に洗い物したくない病が発病してしまいます。
と、このままじゃイカンと、この水切りをステンレス製のものに変えたところ、ある程度、ネトネトは解消されました。
ゴム製の水切りしか使いたくない、という方には、石鹸食器洗いはあんまりおすすめじゃないかもしれません。
ただ、このデメリットがあるおかげで、功を奏したこともあります。それはまた別エントリーにしてまとめたいと思います。
さぁ、今日もたっぷり洗い物がたまっています。汚す、洗う、の繰り返しが主婦の仕事ですよ…。アワアワにして楽しんでやっつけます。