キッチンからお送りします。

キッチンにて、思った事やった事、書き連ねています。

「わたしの部屋」はキッチンです。

ブログを始めようと、先日からちょこちょことお勉強しながら、ようやくブログタイトルを考えて、さぁ始めよう、とはてなブログのトップを見たら、今週のこのお題。ブログタイトルを決めた経緯と合うので、ここからブログを始める事にします。

わたしの部屋は、キッチンです。主婦の方の中には、そういう方も多いのではないかと思うのですが、主人と息子(1歳)のご飯やらミルクやらを用意して片付けて、を繰り返していると、なんだかんだ、キッチンで過ごす時間が多いです。何かちょっとした用事(携帯のメールチェック、雑誌を読む、育児書を読む、たまに家計簿)も、結局、便宜上、家事の隙間時間にキッチンの中でやってしまう事が多いです。ダイニングのテーブルに行き着くまでに、キッチンの赤ちゃん用フェンスを跨がなくてはならない、という、正にハードルがあり、そのハードルを越える事が億劫な私。結果、どんどん、キッチンの中に私の私物が持ち込まれています。

調味料などを保管した棚の隙間に、私の読みかけの本、ノートが置いてあり、お茶っぱやコーヒー豆の間に、私が常用しているサプリやら薬が置いてある、という混沌とした景色が広がっています。

思えば、自分の母もそうでした。母も自分で、台所が自分の部屋だと言っていました。母は料理が趣味のような人で、四六時中何かしら煮炊きしていました。煮炊きしながら本を読み、コーヒーをすすり、くつろいでいました。だから、実家の台所はいつも母の読みかけの本やらレシピの切り抜きやらが積み上げられていて、正直言うと、片付けられない人の典型例みたいで、あんまりいい気持ちでは見ていませんでした。片付けなさいよ、と何度言った事でしょう。

しかし、実際自分が結婚し子供が出来てみるとどうでしょう。同じ事をしてしまっています。結婚して主人と2人だけの生活の時は、ちゃんとリビングで過ごしていました。リビングに、主人の私物、私の私物、そして共有の本棚。そこから子供が生まれた途端、そんなカテゴライズされた収納はあれよあれよと言う間に崩壊していきました。キッチンの中に私の私物が増える度、血は争えない、という言葉を、身を以て証明していることを実感します。と同時に、母は、家族の為に時間を費やす日々の中のわずかな時間を見つけて、自分の時間を楽しんでいたんだと、分かりました。片付けられない母、と思っていましたが、それだけ家族の為に時間を費やしてくれていたんだと、感謝の気持ちが湧いてきました。

今、私は、キッチンでブログを書いています。キッチンと言っても、超ミニマムなキッチン。ミニマムな環境故、ミニマリストにならざるを得ないエセミニマリストです。我が家のキッチン、2畳程です。2畳の中にシンクやガス台、調理台、収納棚。そんな環境だからノートパソコンなんか置けない、タブレットすら怪しい。そう、スマホBluetoothキーボードを駆使して書いています。でも、こうやってキッチンで過ごす自分と母を重ね、変かも知れないけど、あぁ、私、母親になっていっているんだなぁ、と思ったりしてしまいます。

さて、今後は、そんなミニマムな環境の理由や改善策、ミニマムな家の中での育児やら、全然関係ないこれまでの事など、キッチンで書いていこうと思います。

とは言っても、いづれ欲しいなぁ。もっとでっかいキッチン。いや、ちゃんとしたわたしの部屋があるお家。あぁ、でも、わたしの部屋があっても結局、キッチンで過ごしてしまう自分になっていくんだろうなぁ。結局、怠惰なだけなのだと思います。


ブログの事、はてなの事、まだまだ勉強不足の不束者ですが、もし、読んで下さった方がいらっしゃったら、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。